ツールバーのカスタマイズ

 Word や Excel を開いたときに上段に表示される各種ツールバーを自分が使い易い様に設定していますか。一部のコマンドしか表示されていないがために操作方法が判らない事態を見受けますので、隠れているコマンドを表示する方法を説明します。尚、コマンドを隠す方法も同時に説明しますが、会場のパソコンで標準コマンドの削除は行わないで下さい。消えるのではなく非表示になるだけですから簡単に戻せますが、この手順書記載内容を知らない人は困惑するためです。

  1. メニューバーのフルコマンド表示
    『ファイル』や『編集』のメニューをクリックした時に、その下側に操作出来るコマンド(命令)が表示されるようになっています。標準では一部しか表示されず、▼をクリックして残りを表示させることになっていますが、最初から全部表示させたほうが便利です。
    1.ツール(メニュー)ユーザー設定(C)オプション(O)
    2.下図のチェックの付き方にする
        <会場のパソコンの場合>
            
        <Word2002以上の場合>
            
       少し時間が経てば表示する----にチェックが付いており、且つ、グレイアウトしていてチェックを外せない場合は、上段の『常にメニューを表示する』のチェックを外すことで、『少し時間---』のチェック外しが可能になります。
     尚、『標準』と『書式設定』ツールバーを2段に表示するにもチェックを入れておりますが、これも常にフルコマンドを表示させるためのものです。

  2. 『標準』と『書式設定』ツールバーの表示  
     会場のパソコンでは時折、『標準』もしくは『書式設定』ツールバーが隠れていることがあります。その場合は下記手順で表示して下さい。
    1.表示(メニュー)ツールバー標準、書式設定にチェックを入れる
          
       尚、サブメニュー下側にある図形描画にもチェックを入れて常に表示しておいたほうが良いでしょう。また、ここで設定出来るのは22種類のツールバーであり、それ以外は下記手順で表示させます。
    2.ツール(メニュー)ユーザー設定(C)ツールバー(B)
          

  3. ツールバーへのコマンドボタンの追加・削除
     使用頻度の高いコマンドボタンはツールバーに表示させておいたほうが効率的で、一方、使用頻度の少ないものは非表示にして、限られたスペースを有効に利用したほうが良いでしょう。
    <追加>
    1.ツール(メニュー)ユーザー設定(C)コマンド(C)
    2.左側の分類を選択右側にその分類のコマンド一覧が表示される
    3.スクロールしてコマンドを選択
    4.コマンドをツールバーの任意の場所へドラッグ&ドロップする
          
    <削除>
    1.上記ユーザー設定ダイアログボックスを表示
    2.ツールバーから非表示にするコマンドをツールバー外へドラッグ&ドロップする
    <Word推奨追加コマンド>
       書式      :ルビ、囲い文字、縦中横、ぶら下げインデント
       図形描画    :テキストの折り返し
       すべてのコマンド:囲み文字(DefaultCharBorder)
                文字の網かけ(DefaultCharShding)
    <Excel推奨追加コマンド>
       書式:セルの結合、セル結合の解除、横方向の結合、書式のコピー貼り付け
          斜め罫線(右下さがり)、パターン

  4. 会場パソコンの画面表示範囲の調整
    会場のパソコンがみなさんの家のパソコンに比べ画面表示範囲が狭く(逆に言えば文字が大きい)全体が見えないために頻繁にスクロールしなければならない設定になっていることがあると思います。これは文字を大きく表示する設定になっているためですので、標準に戻して使用してください。(ツールバーではありませんがプラザのパソコンではニーズが高いことから説明しておきます)
    1.デスクトップ画面何も表示されていない場所で右クリック
    2.プロパティ(R)設定画面の領域
    3.1024*768OK